希薄と希望、漂う、真摯、ロールモデル


人生はむかつくことばかりで生きているのに参るなあと大学生になってからよく感じているんだけど、それは19歳とか20歳とか21歳とかから一生人生に付き纏ってくるものなのかしら。だとしたらとても嫌なんだけど、そう言いながらも22歳を先日迎えて、その日もべつに「人生捨てたもんじゃないな」とかぜんぜん思わなくて、ずっと他のことを考えていて、なににも集中していなくて、うつつをぬかしていたこと(幸福であったはずのこと)はおとといくらいに悩みの種に姿を変えてしまい、どうしてだよって考えている。

漠然と、ほんとうに漠然と、人に責任転嫁して生きてきた気がしていて、よく考えることが非常に不得手なため、よく考えるということをしない所為かもしれない。責任転嫁の連続がいまのところの人生って最低すぎる。確実に自分に非があることをちょっとは認めているんだけど、だんだん、相手に腹が立ってきて相手が悪いことにして、なすりつけて、でもそのことを(分かっているんだか分かっていないんだか知らないけど)受け入れてくれる人間がまわりに沢山いたおかげで、そのことに気づかず(気づかないふりをして)これまで生きてきてしまったらしい。これってみんなにあることなんですか?もしそうならわたしだけが悪いわけじゃないからいいけど。

日記書きましたとか言って、だんだん「酔っぱらい記録」みたいになっていってるの、自分でそうしてしまっているんだけど、解せない。他人とお酒を飲んで酔っ払うと真面目に話せるわけないのにそういう感じになっちゃって、ヒートアップするでもなく自分も相手もばかみたいに傷つくということの繰り返しで、気が滅入る。お酒は趣味だからやめられないけど、しばらく自分以外の人間とお酒を飲むのはやめようと思った。買ったばかりの煙草もその辺にぶちまけてほとんど吸ったみたいになってるし、もらったお酒もその辺にぶん投げて捨てたみたいになったし、こころが一生不健康なまま、このままじゃ、おかしくなるってようやく気づいて、働いてるときにちょっと泣いちゃった。暇なバイトはあまり良くなくて、突っ立って考えごとをしていると、大概のことは悪い方向にすすんで、だめになる。禄でもない人間だなとか、自分に腹を立てたりとか、自分に腹を立てることは分かっているのに他人に矛先が向いたりとか、本来の状態であればそうはならない筈という感じに向かっていく。やめてほしい。いつもいつも、人生のやめ方わからないなーと思っていて、でもべつにぜんぜん人生やめたくないし、やりたいこととかはそんなないけど、周りにいるちょっとくらいはすきな人間とまだ仲良くしたいし、あと音楽やりたいし、そういう選択はしないんだよなーと思う。そのくらいには人生にむかついているけれど、平然とお腹がすくし、働かなくちゃいけないし、遊びに行くし、自分で自分のことがよくわからないけど、これもこういう年齢に特有のものですか?そのうち無くなるならそれでいいんだけど。

水とか光とかをぼんやり眺めていることがいちばん好きで、気が紛れるし、頭の中身が空っぽになるし、心がちょっと救われる。あしたは水とか光とかをぼんやり眺めにどこかに行って、泣けるだけ泣いて、嫌なことはなかったことにしようと思います。

冬の音楽はわたしの中では圧倒的にMineralEndserenadingUnwoundLeaves Turn Inside Youで、このアルバムは泣けるくらい心に寄り添ってくれて、やさしいのに寂しい、クリスマスみたいな感じ。Mineralは特に冬の朝、布団があったかすぎて出れなくて、一日がんばるぞって思ってもぞもぞしてるときの、朝の光の音楽で、Unwoundはちょっと難しい。

本来は卒論を書かねばいけないから日記とか書いている場合じゃないんだけど、なにしろ研究になんにも手をつけていないから笑える。もう十二月ですけど卒業する気あるのかな。物事がぜんぶ希薄で、自分のことという実感があまりない。そのへんを適当に漂って、ながれに乗っていたら、なんだか知らないけどいまの場所まで辿りついただけで、自分の意思というものが存在していたとあまり思えない。だから人生はむかつくことばかりなのかな。真摯に向き合えない、受け入れたくない事実を受け入れない、音楽を聴く以外、聴覚も曖昧だし、それなりに賢いせいで間違いをおかさずにやっているだけで、なんの責任も取れないし、言い訳ばかりの、とにかく一言で表すならば、惨めだ。ときどき、惨めでつらくて悲しくて嫌で涙が出る。でも大抵の場合はそのことを忘れていて、まあいいやとか思っていて、あと朝から迷いなくお酒を飲むことをやめよう。心の不健康に繋がっている気がします。他人のこと傷つけるのが趣味で楽しい人間なんかいるわけないんだから、自分も傷ついたとか言って、かつての話を(しかも「そんなん知らねー」みたいなやつ)掘り返してきて言われても、そんなん知らねーとしか言えない。話の重要な部分を他に逸らしてよく分かんなくしようたって、なんでもかんでもわたしに謝らせようたって、酔っ払っていてもそのくらいはわかりますよって、日記に書くんじゃなくて本人に伝えるべきだね。あとこういうところが責任転嫁も甚だしいって感じだ。

こんなに人間のことで悩んでいるから、認めたくないけど、たぶんわたしは人間のことが好きらしい。他人に興味ないふりして他人のこと結構好きで、でも表にだすの恥ずかしいと思ってるから、冷たくしとこうってなるんだけど、好きなこ苛める小学生男子みたいで笑っちゃう。冗談みたいな人生だけど、正当な方向に進んでいってほしい。でないとすべてがめちゃくちゃなまま、なにも正しいことがないまま、四十歳とか五十歳とかになって、人生さっさと終わっちゃうよ。でも努力が必要だったら無理かもしれない。この世でいちばん苦手だ。人生について考えていると吐きそうになるし、寒気と嗚咽が止まらなくなるし、耳は聞こえなくなるし、頭がなにかに縛られているみたいに苦しくなって、息ができない。泣けばなんでも解決すると思ってるって言われるの悔しくてまた泣いちゃう、知らないかもしれないけど繊細なんだよって声を大にして言いたい、声小さいから誰にも聞こえないんだろうけど。声が大きくて自分の考えていることを喋るのが得意な人間って、こういう風に悩んだりしないんですか?生まれつきだからもう無理だけど、もしそうなら声が大きくて自分の考えてることを喋るのが得意な人間に生まれたかったな。

あまりに暗すぎるので最後に音楽の話をしておくと、アップルミュージックがいうには、今年はsyrup16gTitle Fight100時間くらいずつ聴いていて、あとはtoeTurnoverUnwoundFaraquetAlgernon Cadwalladerを聴いていた。おすすめなので聴いてください。Title FightFloral Green」、toeThe Book About My Idle Plot On A Vague Anxiety」、TurnoverPeripheral Vision」、UnwoundRepetiton」、FaraquetThe view from this tower」、AlgernonParrot Files」がすきアルバムです。いつの間にか英語ばっかになっててちょっと面白い。昔はエルレとかアジカンとかばっか聴いてたのになあ。あとカートコバーンの話ばっかしててロールモデルとか言ってるくせに全然ニルバーナ聴いてないの恥ずかしいので、2021年は沢山聴こうと思いました。英語打つのがんばったので、ぜひ聴いてみてください。以上